BELEZA BRASILEIRA

Adriana Lima

アドリアーナ・リマ

ブラジル出身の人気スーパーモデルです。若い女性の方ならご存知だと思いますが、ヴィクトリアズ・シークレットのモデルとしても有名です。

ところで、美しいブラジル人を見ると思い出すことが・・・

私は昔、二人のブラジルに住む友人の家に招いてもらう機会があって、ブラジルに行ったことがあります。

大阪→東京　東京→シカゴ　シカゴ→マイアミ　マイアミ→リオデジャネイロという経由で、すぐに飛行機酔いをするという虚弱体質ながら、半強行突破的に行きました。総飛行時間２４時間で、乗り継ぎ時間を合わせるとなんと３２時間という恐ろしい旅でした。

当時２４才くらいだったかな、今考えるとぞっとします。特にシカゴ→マイアミ間のフライトについては極限の疲れにより記憶が飛んでしまっています。最初から最後までぐうぐう寝る始末でした。

ところが、マイアミからリオデジャネイロのフライトについては、もの凄く鮮明に覚えています。

というのも、２４年の人生の中で、私がもっとも美しい女性を見たのがこの飛行機の中でした。正確には飛行機の待ち合いロビーでした。

正直言って、彼女は格別な美しさだったのです。もちろんその魅力に気付いたのは私だけではなく、周りの人（特に男性）は、彼女が歩き出すと一瞬驚いたかのように仲間同士顔を見合わせるほど。機内では、彼女がお手洗いに行くのに通路を歩き出すと通路側の男性陣が通路に顔をポッコリと出し、通り過ぎるやいなや、振り返るといった感じでした。

そう、そんな素敵な彼女はブラジル人だったのです。（彼女がロビーで電話中、私は盗み聞きしていました）

ボリュームのあるカーリーヘアーで、浅黒く、手足が長く、均整のとれた体、おまけに瞳はグリーンでとてもエキゾチックな顔立ちでした。限りなく白人に近い、おそらく白人と黒人の混血だったと思います。ところが本人はまるで自分の美しさに気付いていないかのように、全く意識せず、それがまたとても自然体で美しさにさらに輪を掛けていたように思います。

実は私は今でも、あの人以上に美しい女性を見たことがありません。

結局、そんなこんなでマイアミからリオまでは終始お目め“ぱっちり“な私でした。

＊＊＊ここからは私の友人との思い出話＊＊＊

ブラジルに着くと、友人は家族を引き連れ、空港まで迎えにきてくれました。とても久しぶりの再会でした。遥々来た甲斐があったなぁと思いました。

友人は二人とも男の子なのですが、やはり危険な国柄ですので、町に出るときは貴金属を預かって歩いてくれたり、一人で買い物に出掛けたいと言ったときには、家のメイドを付けてくれたりと気を使ってくれていました。そのうちの一人はサンパウロに住んでいたので、サンパウロにも飛行機に乗って行きました。サンパウロとリオでは全く町の雰囲気は違っていました。サンパウロはまるで東京か、私が想像するニューヨークのような印象。リオは大自然の中に築かれた小さな都会という感じで、ビーチが近いということもあり、町も人々もリラックスした雰囲気が漂っていました。

二人とは１９９７年にイギリスで初めて会ってから、今もたまに連絡を取り合っています。（建築家をしている一人は現在ゴールドコーストに住んでいます！）

私は帰国後、ポルトガル語も習い始めました。(今は勉強を止めたので、未だに初心者のままです）

その時に先生だった女の子は、出会って以来私の大親友となり、彼女が日本を去る時に私にくれた手紙を私は今でもずっと持っています。

今も昔も私が一番会いたい友達なのです。（彼女は現在アフリカでユニセフのお仕事に就いています）

あと、サンパウロの友人が言っていましたが、『サンパウロのピッツアは世界一美味しい』というのは本当でした！

友人もそうですが、イタリアからの移民が多いこの国だからこそ、これはおかしいことではないかもしれません。