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神風特攻隊 11-翼なき搭乗員


広友喜代志さん、岡山県出身の19才。

This painting represents what in Japanese is called "a Kamikaze pilot without wings". This means his plane was destroyed on the ground before he could get to it and take off and thus he had to fight as ground infantry in Okinawa.
His name was Kiyoshi Hirotomo. He died at age 19.


戦闘機の搭乗員でありながら、沖縄本土での地上戦にて戦死 (←文章をクリックすると詳細が御覧頂けます)したひとり。
 大東亜戦争末期、相次ぐ空襲で愛機が破損し、修復の見込みもないまま脱出の機会を失い敵中に取り残され、陸戦隊に編入されたのが理由だそうです。

昔、私は仕事と休暇で三度沖縄に訪れました。
うっそうと茂る緑、どこまでも続く青い空、夕方地平線に浮かぶ大きくて真っ赤な太陽。。。楽園さながらの美しい海に囲まれた沖縄は、まさに平和そのものでした。

しかし、1945年そこが戦場となり多くの犠牲者を出しました。一般住人を含め戦没者はなんと20〜24万人と言われています。この沖縄戦は多くの尊い命をたったの3ヶ月で奪いました。

若き広友さんもまた、パイロットとして鍛え抜かれながら、汗と泥まみれになり、地上で戦うことを強いられた悲しき運命に翻弄された犠牲者のひとりです。

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