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ゲーム

昨日、主人の知り合いの家にゲームをしに行ってきました。ゲームと言っても大人のゲームで、お金に関する知識を習得するためのものです。『金持ち父さん 貧乏父さん』の著者で起業家のロバート キヨサキが作った"キャッシュフロー"というゲームですが、要は資金繰りについて学びながら、早く”出世争い”から抜け出し、賢く富を築く方法を知るためのもの。
我が家には私のために日本語版と英語版の両方がそろっていて、ファイナンスに関わる用語など、最初は全く分からなかったので二つのゲームを並べながらやっていましたが、最近慣れてきて英語版だけでも理解できるようになりました。
昨日お邪魔したのは、ここ西オーストラリア州を始め、ニュー サウスウェールズ州などオーストラリア全土に40を超えるフランチャイズショップを展開しているタイヤ販売会社の創立者のお宅です。が、実は当人は若くして亡くなり、その奥さんが招いてくれました。奥さんと知り合ったきっかけは、私の主人が参加したあるセミナーで、彼女も参加していたからです。もちろん私は昨日が初対面でした。
パースの超高級住宅街に家を構え、10代の子供3人を育てる未亡人。昨日お宅を拝見して、ご主人がいかに頑張ってこられたかが垣間みれる優雅な家でした。私の彼女に対する第一印象は凄く迫力のある人。気取った印象はなく、でも長年の贅沢な人生が身に付いた感じの人でした。それに、なんだかちょっと面白そうな人だと一瞬にして感じた私だったので、緊張は一気にほぐれました。
詳細な出会いのきっかけはさておき、ゲームは、この奥さんから「一緒にしましょう!」と提案を持ちかけられ実現しました。わたしたちは友人カップルを一組連れて行きました。


私はオーストラリアで人気(でも日本ではありえない)の二種類の巻き寿司を巻いて行きました。一つは照り焼きチキンとアボカド。もうひとつはスモーク サーモンとキュウリ。結局天然なものにこだわる私は、新ショウガが出始めたころに’がり’も自分で漬けました。



誰かのお宅によばれる時はこうやってお重に入れるのが私のスタイルです。日本らしさ、豪華さ、テーブルにそのまま出せる便利さが全て揃っているからです。そういえば、昔から日本の母も、小さかった私たち兄妹を行楽に連れて行く際は、お弁当はお重に詰めていました。保育園の運動会のお弁当もお重で持って来ていたくらいです。
そして海外ではこれがとてもエキゾチック。「まぁ、素敵!なんてエレガントなの。」と、皆一様に感動してくれます。私は、皆がはっとするこういった演出ってもともと結構好きなんです。品があり、清潔感漂うきめ細かい演出は、海外でこそ発揮できる日本女性の手腕だと思います。家にお重は二種類、風呂敷はたくさんの柄や素材がありますから、食べ物のイメージやその日の服装で変えたりするのも楽しみのひとつです。


彼女の家だと、食べ物ももっと映えていました。そうそう、巻き寿司にわさび!?って思うでしょうが、巻き寿司にわさび(と醤油)がこちらでは基本のようですので、持って行きました。案の定、イギリス人の男の友人は、直にたくさん付け過ぎて鼻をつまんでもがいていました。その彼女は、私のぴりぴりと辛い’がり’をたくさんのっけて食べていました。そして奥さんは醤油をひたひたに漬けて食べている。とにかく海外にいると、みんなの日本食の食べ方が見ていて面白い!

結局、夜の7時にスタートしたゲームですが、終わったのは夜中過ぎ。このゲーム、大概初めての人は平均7時間かそれ以上はかかります。慣れてきた私たちでも富を築くのに4〜5時間かかります。月5回くらい何年も続けてやっている人なら、1時間以内で終わらせることができるかもしれません。それだけ頭の要る、中身の濃いゲームなんですよ。多くを学べて、終わった後にはやる気も上がるようで、月一でしようと次回するための日程も決めてきました。
それにしても、夜中の12時まで他人の家にお邪魔して、迎える側も平気な文化ってすごいでしょう?

コメント

  1. 以前ブリッジに誘われた事がありました。
    そのルールの難しさがゲームの面白さよりも勝ってしまったので続かなかったのですが・・・(笑)
    時には頭を使う事も大切だと思う今日この頃です。
    留美子さんの作られた巻き寿司、とても素敵ですね。
    器も素敵ですけど、一つ一つの心配りが素晴らしいと思います。
    日本人では考えられないようなわさびの料をみなさんつけますよね。
    あれはほんとに不思議。
    もともとの味が分からなくなってしまうと思うのですが・・・

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  2. りりーさん、ありがとうございます!
    日本料理って素材そのもの旨味を生かすのに生み出された究極の料理かなと最近思うのですが、こちらでは素材本来の味を楽しむどころではないですね〜。(笑)普通ではあのような食べ方は、まずくて食べられないときの食べ方なので一瞬えっ!??と思ってしまいます。
    頭を使うのは大事ですね。自信をつけて生き生きと暮らせることを日々の目標にしています。

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