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2月, 2011の投稿を表示しています

92の野心

毎日35度超え、ほんとアツイです!しかもこれからまだ一週間ずっと35度超え。この前から度々38度になる日も。 インド洋でサイクロンと言って熱帯低気圧が発生しています。この夏はサイクロンが多発し、パースまで下りてきてるようで、日本みたいな湿気とうだるような暑さがあります。最近は朝方4時頃にやっと涼しくなるだけで、夜中も寝苦しくてたまりません。 ところで、昨日は友人宅にゲームしに行ってきました。いつもそつなくもてなしてくれる、いい感じのカップルです。昨日はツナの巻き寿司を持って行きましたけど、いつも何品か向こう側が多く用意してくれています。ふたりともいつも私にかけてくれる一言が優しい。人柄かな。 旦那はオーストラリアで生まれたオランダ人だそうですが、まるっきりのオーストラリア英語でしゃべっています。でもオランダに帰ると、自然とオランダ語が出て来るとか。2カ国語完璧にしゃべるって便利なことだな。ふたりのかわいい赤ちゃんに会いたかったけど、前回同様、ずでに眠っていて会えずじまいでした。 そのうちの旦那が親しくしている友人から、昨日おもしろい話を聞きました。92才のおじい様が一週間前に”億万長者”になったんだって。億万長者って、そんなに急になれるもんなんですか!!ってびっくりした、お年も。 話を聞くと、その方は田舎の方に農園を持っていて、2年前に石油会社から’農園に石油が出るかもしれないので掘らせてほしい’と申し出てきたらしいです。なんとま、すでにお金持ちになる予感。チャラ〜ン。 当時まだ新しかったその会社、株が安かったということで、おじい様はその会社のほとんどの株を買い占めたのだそう。「これは自分の土地だ。必ず石油は出る。」と自信もあったらしい。 その後2年間は何も変化がなかったそうなんですが、つい最近石油が見つかり、株がべらぼうに急上昇。その方の予想は適中。持株全部を1週間前に売って、一夜で億万長者になったとのこと。 その友人家族は皆が事業家。お母様もパース市内で有名なレストランを経営しているし、彼自身も投資家で会社を経営しているそうです。彼は普段からおじい様と投資の話で連絡を取り合っていて、聞いているとふたりの関係がクールで素晴らしいのです。そんな人に囲まれてよい話を聞いていると、こちらもかなりいい刺激になります。今の私たち夫婦の立場だ

ベオウルフ音楽に鳥肌

昨日はテレビで映画『Beowulf/ベオウルフ』をやると思っていたんだけど、やっていませんでした。私の英語の聞き取りがまだ弱いのか、時々こういう勘違いをしてしまいますね。 私はこの映画の英語版と日本語版DVDの両方を持っています。どれだけ気に入っているか、わかるでしょう?特に気に入った理由は、この映画で使われている音楽です。奮い立つような音楽とでもいうのか、聞くたびに心臓がバクバクします。 スウェーデンの南部に住む勇者ベオウルフが、夜になると怪物が現れるという島の噂を聞きつけて、兵士を従え海を越えてデンマークへやってきた。島に宮殿を築いた国王フロースガールの夜ごと開く祝宴のざわめきに、怪物が怒り狂い、城の者を襲ってきたのがことの始まりだった。   クィーン役のロビンライトペン(実物) ベオウルフは2007年に製作されたCGアニメーション映画。人間も含め全て本物ではありません。だからこそ芸術的で、場面のひとつひとつが幻想的な映画。内容が過激なので、人から「よくこんな怖い映画何度も観るね」と言われるのですが、私には怖いという感じはありません。ただきれいなアニメーションを見たいがため、繰り返し何度も観ています。コンピューターの世界って、本物じゃないから、どこまでもきれいに演出できるんですね。 ただこれはCGとはいえ、元は実際に俳優が演じている実写ものをアニメーションにしているというものです。演技をしている俳優達の顔や全身に、細かな筋肉の動きを読み取る機械をいっぱいくっ付けて、コンピューターに取り込んでCGアニメと重ねる。そうすることで、人間と全く同じような自然な表情、動きが仕上がるというもの。 王フロースガールのクィーン(妃)のモデルとなった女優は、印象的なまなざしを持つロビンライトペン。CGにもそのまなざしが美しく表現されているのでびっくりです。 雪の霧に包まれた呪いの島に降り立ったベオウルフ。 「この島には呪いがかかっていると聞いてやってきた。オレがその怪物を殺す!」と勇ましい口調で王を前に発した。 強豪な出で立ち、自信を感じさせる身のこなし。 これはまさに”鳥肌、総立ち。” ←日本語版DVDカバーのキャッチフレーズのマネ その日の晩餐でクィーンは歌を披露する。クィーンの指がハープの弦をはじいたとたん、静寂の世界がベオウル

モスと生きる

’ガ’が大量発生中。3日前くらいから家の中がすごい。 さかのぼることその1週間前、バスルーム前の床に毛虫がいっぱいいた。月明かりと部屋の明かりを間違えて、塞がらない窓の隙間からどんどんと入ってきたもの。 床は毛虫と同じ濃い茶色なので、夜は非常に分かりづらい。旦那は素足で毛虫を踏みつぶしてしまうこともあった。私もスリッパで2匹踏んづけた。それらが3日前にとうとう成虫になってしまったよう。(もちろんその間できるだけ駆除をしたけど、追いつかなかったみたい) 台所の窓。その’のれん’にとまるガ 事態は深刻。どんなんかと言えば、こんな状態。 おとついスイカを切ってテーブルに出し、その後数分洗い物をしている隙に、スイカの一切れにガがへばりついて、だれより先に食べていた。昨日旦那にお礼を言われた。なぜなら、お弁当の袋に死んだガが入っていたから。3日前、便器にガが浮いていた。トイレのカーテンに2匹がとまり、便器のそばには3匹が死んでいた。昨日と今日の朝、台所で洗い物をしていたら、ガがシンクの水の中にぽとりと落ちてきた。 と、このようにガのことを言えばきりがない今日この頃。こんな風にシンクの上の’のれん’で大人しくとまっているかと思えば、明朝台所のシンクめがけてお陀仏。なんちゅう人生。 ガのことはどっちでもいいけど、これ、寺子屋と読むのか? 上のガとは違います ガはほかの虫と違って、ティッシュにくるんで捕まえようとしても、まったく逃げる素振りもせず無抵抗な虫であることは確か。人間の手にかかってしまえば、そのままティッシュにくるまれて、死んでしまう運命にある。 私にはそう見えないんだけど、横で旦那が「怖くてプルプルと震えているじゃないか。そんな無抵抗なガを知って押しつぶしてしまうのはちょっとかわいそう。」と言って、虫ケース(昔はシリアルを入れていた容器)で捕まえて、外に逃がしに行く。さすがにゴキブリだけは容赦なく処分してくれるので、私はここでは何も云うまい。黙って見て、カメラで撮る。なぜならこのガは生まれて初めて見る巨大なモス(ガ)ではなく、モスラだからだ! ケースを持っているのが旦那の手だから、大きさが想像ができると思うが、この無抵抗なモスラ私の手の平くらいある。毛もふっさふさ。 それにこれは大きいだけに生きる意欲が強かった。しばらく容器

部屋と仮面とランデヴー

玄関にイタリアのカルネヴァーレを。 (やっぱり私には活気ある浪速っ子の血が流れているな。笑) なにせ、フランス、イタリアどちらも諦めたくなかったので、インテリアに両方ちょっとずつ入れることに。 ヴェネツィアで年に一度二月に行われるカルネヴァーレ(カーニバルのこと)。目元だけ覆うマスクや、職人技術が光る仮面などが見ていておもしろい。 こういうのを見たら、私はレディガガを真っ先に連想する。彼女はいつもこんな雰囲気だから。彼女の音楽はすごくいい。衣装も、何もかも独創性があって夢がある、見たことのないものを見せてくれるところがいいな。 (画像Wikipedia) この仮面もヴェネツィアで作られたものですが、日本の方からのいただきものです。私が一目見て気に入った物だったので、ずっとずっと部屋に飾りたいって思っていたんです。 私は仮面の穴にリボンを通してつなげていますが、一個一個壁に掛けれるようになっています。紐を通す穴が多いので、色んな飾り方ができるんでしょう。 実は、北海道の小樽市に 北一ヴェネツィア美術館 というのがあるみたいです。   あ、そうそう。レモンおかげさまで豊作! そんなわけない。 イミテーションなのに、近づくとレモンの香りがゆるりと漂って。 レモンの下には、丸めた新聞紙を敷いてボリュームを出して演出。葉っぱも付いてなかったけど、家にあった造花のバラの葉っぱを挿しているだけなのです。ここにもリトルイタリーが完成。 このアーティフィシャルフルーツ、お店(先日紹介したThingz)には、ほかに青リンゴ、洋梨、ライムがあり、どれも清々しくてきれい。しかしどれも飾ると、まるで家のなか果物屋さんみたいになってしまうので。。。リビングにレモンを選びました。 そう、おとついのヴァレンタインデー、同じ日に誕生日を迎えた旦那に、この前買った地球儀を渡しました。喜んでくれたみたいな感じ(?)でした。 夜は私たちがよく行くインドレストランに行きました。 タイガービール、美味しかった〜。 夕暮れの海へと向かう女の子たち。 パースの人々は、澄み切った空だけを見て暮らしている、常に緑に囲まれている、きれいな雨に当たった野菜を食べている、汚染されていない水道水を飲んでいる、排気ガスを(ほとんど)吸っていない/浴びてない、仕事はほとんどが夕方5時

キュートなのね

私ときどき、こんなめちゃくちゃなサラダを作ります。特にひとりごはんのとき、適当もいいところ、ほんま。 茹でたての半熟たまごとアスパラの温もりが食を進ませるサラダです。サラダは冷たくしないで食べるのがいちばんおいしいんです。まるで太陽を浴びたばかりのもぎたて野菜のような温かさがグッド。卵だってアツアツのを手で割っちゃう。不思議だけど、その方がおいしいから。ピッツアをナイフ&フォークで食べるより、手で食べる方がおいしいのと似ているよ。 いつもバスルームを出たら、キッチンがこんな感じに見えてます。よ〜見たらなかなか面白い家やないの。憧れのバービーちゃんの家みたいやんか。と自分では思うんだけど、旦那にはちょっとかわいそうかな。 実は旦那のお父さんは私の家が大好き。いつも楽しみに来てくれる。だから昨年のクリスマスのお父さんへのプレゼントに、こんなアイデアが生まれた! ひとつ目は、うちの大画面テレビ&サラウンドシステムで一日中クリケット(英国やオーストラリアでは日本のプロ野球ほどに人気の高いスポーツ)を観れる券(飲み放題、スナック付き)、二つ目は好物のすき焼きを食べれる券、三つ目は、お義母さんとアフタヌーンティーの招待券の三枚をプレゼントしました。現在までクリケットの券だけ消化しましたが、まだ二枚の券は残っています。すき焼きは冬に来てくださいね、とだけは伝えてあります。クリケット観戦はあまりにも楽しかったようで、なんと翌日も来ました。 ちなみにお義母さんには、皆でお金を出し合ってE-Readerをプレゼントしました。お母さんはかなりの愛読家で、これは前から欲しがっていた物でした。 それにしても、お父さんてほんとうに素敵な人。上品で紳士的なのに、冗談好きで気さく。人見知りはまったくしない。日本に来てくれたときも、私の父とも初対面なのに、どうやって言葉の通じない者同士会話をしているのか不思議なほど、ふたりで肩を突き合ってボケつっこみなことをしていた。一体なんちゅうふたり?って思って、正直横で私はびっくりしていました。 今でも義父は「留美のお父さんがパースに来たら、パブに連れて行ってビール片手にクリケット観戦するよ。ふたりで語り合うんだ。」って言うんですよ。いや、どうやって語り合うの?? どこまでもキュートなお義父さんだ。

トニーカーティス、なぜかコンフェッション(告白)

オスボーンパークにあるThingz Living-シングズ リビングへ行ってきました。オスボーンパークには家具や電化製品のお店、カーディーラーなどが多く集まる巨大ストリートがあります。パース人の生活必需品は皆ここに揃っているといっても過言ではありません。 ところで、今日行ったシングズには安くてかわいいインテリア用品、小物がいっぱい。店はまるで倉庫みたい天井が高く、商品は山ほど棚に積み上げられています。ディスプレイもきれいだし、インテリアの参考にしながら買い物ができます。 それよりも、だれだ?パースが品薄だと言ったのは? そのシングスで、玄関に置くパリのイラストが描かれたハットケース(帽子のケース)と、スタンドを買いました。 玄関て人が一番に入ってくる場所だから、ぱっと見てその家のテーマを感じさせるものを置くといいんですって。その余韻を残しつつ、次の部屋に足を踏み入れてもらうみたいな。またその部屋でも玄関で見たテーマを少し感じさせる装飾を置いて、それを部屋ごとに連鎖させると統一感が生まれるのだそうです。 全く関係のない話ですけど、今日はテレビで大好きな映画『Some Like It Hot/お熱いのがお好き』をやっていました。この映画だけはおもしろくて何度観てもあきません。この前もDVDでちょうど観たばかり。 あの時のマリリンモンローは、夫の劇作家アーサーミラーとの子供を妊娠中。何度か同じ映像を見ていると、今まで気付かなかったことに気付きました。あのときから、マリリンの顔に『紳士は金髪がお好き』で見たような’華’が消えたみたいって。私には彼女の瞳の奥が泣いているように見えました。 上のトニーカーティスさんは、昨年85歳で亡くなりました。ちなみに病気になるまでは同じブロガーで、頻繁にブログの更新もされていました。『Some Like It Hot』では、男と女を一人二役し、最後にシュガー(マリリン)の心を射止めました。 それにしても、ふたりのキスシーンはすごかったです。いくら仕事とはいえ、これはただのキスではないなぁ、などと思っていたら、トニーカーティスは当時のマリリンとの不倫関係を告白しています。マリリンが亡くなってからずーっとあとの、自からが世を去る1年前に。でも今になって’なぜ’なのか?だって今さらそれを鼻にかけるような安男なんかで

我が家にも夢のレモンツリー

とうとう私、レモンの木を買いました。 種類はドゥオーフ メイヤー レモンと言って、オレンジと掛け合わせた新種。通常のレモンより皮がつるんとしていて、酸味が少なく香りが高いとされています。ただ正式には、これはレモンではないらしいんです。私はあの地中海の燦々と太陽が降り注ぐ下で育ったレモンの木を夢見ていたため、買ってから聞いて正直がっくりした〜。 実は霜が苦手なレモンですが、このメイヤーレモンはそれに適応するように品種改良されたものです。だからオーストラリアの寒い地域でもOK。そしてドゥオーフの意味は小型。いわば、スペースの限られた人や鉢植えにしたい人のために特別に改良された木なのです。それでも普通のレモン同様、太陽は大好きで、一日7時間くらいの日光は必要だとか。 私は最初からテラコッタのポットにレモンの木が入れたくて仕方なかったので、あとでレモンでないと分かっても、よく考えたらこれがベストだったと思います。普通のレモンの木だと2、3メートルまで成長するので。 しかもこれ、まだ小さいのに買ったばかりのときは小さな8個の元気な果実をつけていました。最近はそのうちの3個がすでに黄色く変化し、段々黒ずんでお陀仏腐な感じになってきています。腐りかけた分に栄養が行くとほかの元気な分も育ちにくくなるだろうから、いっそのこと悪い分は穫ってしまおうかな。それか枝ごと剪定が必要か?いろいろレモンについて調べたけど、結構レモンは実に成らすのが難しいらしいです。 あとレモンの横に見えるのは、最近植えたペチュニアです。これは買った時、日本の卵の入れ物みたいに、しきりのあるプラスチックの入れ物に、茎一本一本がなんとも変な具合に植えられてありました。案の定、取り出す際に根がプチプチ切れてしまい、今後とても生きそうにもない状態ほどに根がちぎれ、見たら弱々しいのが数本ヒョロ〜りと残っただけ。これはだまされたなんて思いましたが、驚くことに翌日すぐに根付きました。  昨日の夜のごはんです。それこそ、焼きそばの新種みたいに見えるかもしれませんが、使ったのは、ざるそばのそばです。豚バラ、タマネギ、赤ピーマン、なすびをフライパンでこんがりと炒めて、自家製焼き肉のタレをからませ、そこにゆでたそばを入れ、最後にサラダほうれん草と刻んだトマトを放り込んだだけ。 ほうれん草とトマトを入れたらざ