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Elizabeth Taylor- ふたりの時間



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作品のプリントはCelebrity Art Printsで販売しています。

バイオグラフィー
by The Beauty Of Art :参考資料 A Life In Pictures

1932年2月27日英国生まれ。エリザベス テイラーは、ハリウッドの黄金期と呼ばれる時代の最も偉大な女優のひとりといわれる。エリザベスは英国人と米国人の二重国籍を持つ。Lizという愛称でよく知られている。

両親はロンドンの裕福なハムステッド地区に暮らすアメリカ人で、父親は美術商、母親は元女優であった。ふたりの最初の子ハワードが生まれた際、当時のヨーロッパは経済不況であったが、テイラー家はそれに影響されることなく、シェフ、お抱え運転手、子守りを家に置く裕福さであった。
ハワードが生まれた3年後、エリザベスが生まれる。兄のハワードが”青い目のボッティチェッリの天使”と思われるほどのかわいい赤ん坊だったのに対して、母親が待ち望んで止まなかった女の子エリザベスは、やわらかな黒い産毛に全身を覆われて生まれてきたという。しかし、ほどなく全身の産毛はなくなり、ラベンダー色の輝く瞳と長いまつげ、愛くるしい小さな顔、美しい黒髪を持つ、人々が戸惑うまでに魅惑的な女の子と成長していく。
特に右頬の下にある小さなほくろを気に入っていた母親は、黒のペンでそのほくろをさらに強調するほどであった。

教育熱心な母親は、将来エリザベスが立派な淑女になるよう、わずか2才の時からレディーの作法を教え、3才になるとバレエレッスンにも通わせた。自分が若い時に果たせなかった、女優として成功する夢をエリザベスに託すためである。しかし、そういったあまりの威圧的な母親のしつけのせいで、エリザベスは身が縮み込んだような小心な子に育つ。

1939年には、一家は第二次世界大戦の危険から免れるためアメリカに居住先を移す。当時、ハリウッドではジュディーガーランドなどの映画子役が人気を博していたため、母はエリザベスにもと、そのチャンスを狙った。一家は役立つコネを手に入れるため、映画関係者がうろつく最もファッショナブルなエリアで大きな家を購入し、父親はその地で新たにギャラリーをオープンさせた。しかし、当時まだ8才のエリザベスには突出した才能もなく、おまけに英国訛りの英語がおかしいと(←えへん<咳払い>、英語は英国から来ました)クラスメイトにバカにされる始末であった。

1940年、再び一家は父親の経営するギャラリーがあったビバリーヒルズに引っ越しする。まだ幼いエリザベスを母親は踊りや歌のレッスンに忙しく通わせ、空いた時間にはエリザベスを近所に連れ回し、歌や踊りを披露させ、それがいつか映画関係者の目に留まることを期待していた。そういったことから、当時のエリザベスには普通の子供達が送るような日常がなく、また一人の友達もいなかったことで、寂しく孤独な幼少期を送っていたという。
そんなエリザベスに女優デビューのチャンスが訪れたのは、母親が映画製作会社MGMの上役との面談を交渉し、手配してからである。その際、一家全員がスタジオの見学ツアーに招かれ、エリザベスがMGMの社長との面会を果たした。幼いエリザベスはすぐに社長気に入られ、MGMと即時に契約するに至った。デビュー当時から美少女役としてたくさんの映画出演をこなし、1960年の『バタフィールド8』で初のアカデミー主演女優賞を獲得、その後はフリーになっている。

出演作品は1949年の『若草物語』、1952年『黒騎士』、1956年『ジャイアンツ』、1963年『クレオパトラ』など多数に及ぶ。女優歴が非常に長く、エリザベス テイラーのように、少女役から大女優と呼ばれるまでに成長するスターはハリウッドの中でも数少ない。

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人物に関するエピソード

幼い頃の境遇が似ていたこともあって、近年亡くなったマイケル ジャクソンとは長年の大親友であった。生前マイケルジャクソンは、”エリザベス テイラーと母親には何でも好きな物を買ってあげるよ”と語っており、マイケルにとってエリザベス テイラーが無二の親友であったことがうかがえる。マイケルジャクソンの『Liberian Girl』はマイケル ジャクソンがエリザベス テイラーに捧げた曲で、『Leave Me Alone』ではエリザベス テイラーの映像がユーモラスに組み込まれている。


また、マイケルジャクソンの子供に対する性的虐待疑惑が浮上した際は、マイケルが世界中から見放され侮辱されたに違いないが、その際もエリザベス テイラーは堂々と疑惑について公衆の面前でインタビューに答え、最後までマイケルジャクソン側についた。「マイケルは決してそんなことをする人ではない。そのことは私がよく知っている。」

ちなみに、裁判はマイケルが勝訴し、性的虐待の噂話は子供の父親がマイケルの金銭狙いに作り上げた悪徳なデマであったことが判明しています。その父親はその後原因不明の病に冒され、病室でピストル自殺をしているそうです。

 " I never wanted to be an actress. It was forced on me."- Elizabeth Taylor
”私は決して女優になりたいわけではなかった。それは私に押し付けられたのです。”ーエリザベス エイラー

映像で見るエリザベス テイラー、瞳がキラキラと輝いて、噂通りまるでアメジストの宝石のよう。乗馬しているシーンですが、実物でスタントを使っていません。幼い頃にプレゼントで馬をもらってから乗馬を得意としており、これが女優の仕事に非常に役立ったそうです。

作品の詳細はCelebrity Artでお話しします。

 

コメント

  1. エリザベス・テイラーさん、亡くなりましたね。本当に美しい方でしたね。
    リアルタイムで見た映画はないのですがとても存在感のある素晴らしい女優さんだったと思います。
    長い芸歴の中で8度の結婚、4人の子供と孫、ひ孫までいらっしゃったとか・・
    引退していく女優が多い中彼女は最後まで女優でしたね。
    彼女の子供たちといっしょに映っている画像は本当に幸せそうでした。
    まるでマリア様のように。
    女優として生きながらもちゃんと自分の人生を送った方なのだと感じました。
    心よりご冥福をお祈りします。

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  2. りりーさん、こんばんは。
    本当にきれいな方でした。ほかの女優とはきれいさが違うんですよね、まるで陶器でできた人形のようなんです。ため息が出る美しさとは、まさにこの人のことです。性格もキリキリしてなさそうで、憧れます。まさに女優の中の女優、8度の結婚すらドラマティックではないですか!

    偶然で驚いたのですが、この絵をブログにアップした翌日にお亡くなりになられたんです。なぜか最近はエリザベステイラーのことが頭から離れませんでしたから、描いてよかったなぁと思っています。

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  3. Thank you, Juana!
    Oh, I like your avatar.

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