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一日中ロイヤル



とうとうこの日を迎えましたね。ロイヤルウェディング!「世紀の」とよく表現されますが、まさしく世紀のと思わせる豪華さでした。
英国王室は、イギリスのみならず、オーストラリアやニュージーランド、南アフリカ、カナダの王室でもあります。普段の金曜日の夜ならパースの街は人で溢れかえっているのですが、昨日ばかりはロイヤルウェディングのせいか、人も少なく静かな夜でした。

昨日は一日中テレビで英国王室の特集番組が組まれていました。しかし、女性達が気になるのは王室どうこうではなく、キャサリン妃が着るドレスのようです。どこのブランドのを着るのだろうか、予想を立てていた番組もありましたね。結局着たのは、英国ブランド『アレキサンダーマックイーン』のものでした。

衣装をデザインしたサラバートンは、デザイナーの故アレキサンダーマックイーンが最も得意としたレースを使った巧みな装飾デザインをここにも生かし、ボディス(見ごろ)部分を全て手で仕上げました。このクラッシックなデザインは、故モナコ公妃グレースケリーのウエディングドレスを真似たのではないかと、今朝のニュースで言われていました。
ほとんどの人がドレスは言うことなしにきれいだったと言う中で、あるデザイナーにおいては、胸元のレースが白い生地部分と重なって台無しですねとか、スカートが重たいなどの酷評をしていました。そしてあとで、「こんな事言ってたら、テレビを御覧になっている皆さんから絶対に批判がくるわ」と自分で言っていました。

いずれにしても、Vの胸元がデリケートながらシャープさを与えて、すごくきれいでした。しかし、昨年亡くなったアレキサンダーマックイーンがもし今生きていたら、どういったドレスを作っていたのか、ちょっと見てみたかった気もしました。もちろん王室の品位を十分に踏まえた上で、アバンギャルドな彼の発想により、さらに粋でゴージャスになっていたのではないかと思っています。


ちなみに、我が家も今少しロイヤルカラーになっています。(何にでもロイヤルと言ってしまう)
この結婚式を意識したわけではなかったのですが、おとつい知り合いの女の子がバイトしている花屋さんで見たこのバラがめちゃくちゃ気に入って買いました。ちょっと自分としては高かったけど、持って帰って来たら納得の品でした。なにせ、いつも買う花とは違い、葉っぱがきれいなんです。花びらも傷が少なく、水上がりもよかったので長くきれいでいてくれそう。まさにバラにもロイヤルスタンダードがありました。



私にとってイギリスは懐かしく、なんとも言えない気分で見入りました。また、普段オーストラリアの英語を聞いていると気付かないのですが、英国人の英語を聞くと、やはりかなり訛ってるのがわかります。むにゃむにゃと怠け風にしゃべるオーストラリア人と、カチカチとした堅いしゃべり口調でしゃべるイギリス人。文化や考え方の違いも多少しゃべり方に現れるのかなとふと思いました。

幸い、私の旦那は幼い頃から今まで海外暮らしが長かったことから、英米豪など様々な国の人々の影響を受け、インターナショナルアクセントというめずらしいアクセントを持っています。いわゆる、どの国のアクセントにも属さないニュートラルというもので、正直その聞きやすさといったら抜群です。


それにしても、パレードにたくさんの観衆が来ていましたね。その中のおもしろい人を紹介します。ちなみに、全て家のテレビからのカメラ撮影です。


 まずこれは、テレビ番組のプレゼンター。お祝いムードが高まっていますね〜。


ユニオンジャックの眼鏡をかけた方。隙間が空いていて、ちゃんと見えています。ご夫婦です。


キャサリン妃のファン。時すでに遅しだと思いますが、求愛。
「離婚したら次は僕を選んで。」


ウィリアム王子とキャサリン妃のそっくりさん。


 いや〜、ふたりとも実に良く似ています。


これは空中でそびえ立つ人形の国?とてもロマンがあります。


その正体は帽子でした。
リポーターにどういった意味の帽子か説明して欲しいと言われ、帽子を脱いで説明する。
「理由はない。おちゃらけだ。」


大衆が向かう先は、バッキンガム宮殿。30年前の故ダイアナ妃とチャールズ王太子がしたように、バルコニーから出て来るふたりを一目見て、願わくはキスも見たいというのが皆の思いです。
リポーターが、小さな子供から大人まで全ての人に「ふたりのキスを見たいですか?」と質問しているのが、日本とのお国の違いを感じ笑えました。



バルコニーにお出になって、


観衆からキスコールを受けて、ロイヤルキス!(ここでもロイヤルがつきます)



とにかくきれいで格好いいキャサリン妃が華を咲かせていました。
私ももし男だったら、外見ではキャサリン妃がタイプです。

若くて爽やかなロイヤルカップルが誕生しました。


コメント

  1. とても盛大に行われたんですね。
    日本のメディアでもニュースになってましたが
    部分的にしか放送されていませんでした。

    Rumikoさんの家のバラですが、まさにロイヤルです!
    とても綺麗ですね~ バラってどうしても花の方に
    目が行きがちですが、葉っぱが、こんなに活き活きと
    しているのは私自身、初めて見たかもしれません。

    それにしても本当に豪華ですね!
    テレビ番組の左側に座ってるプレゼンターの方(笑)
    お祝いムード全開!!って感じが良く伝わってきます。

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  2. まさしさん

    そうなんですよ〜!プレゼンターの左側に座っている人が実は誰よりも一番華がありましたからね〜(笑)。ただ性別が、、、最初は体の大きさから男性と思っていましたが、アップで見ると女性にも見えるのですよ。女装がめちゃ似合う男か、はたまた限りなく男に近い女か、という感じです。

    バラやっぱりロイヤルと思いますか?(笑)そんな風に褒めていただいて嬉しいです!そばで眺めると、もう天使のようにデリケート過ぎて、胸が痛くなるほどです。(笑)このまま散らすのはもったいないので、昨夜さっそく絵の下書きをしました。

    結婚式は英国ほどの騒ぎではないけれど、パースでも1ヶ月前くらいからギフトショップなどで結婚記念プレートやマグカップなどが売リ出されていました。
    私はロイヤルウェディングに関わらず、一般のウェディングでも、雰囲気から衣装からその一日のなにもかもが好きです。今回は普段めったに見ることのない王室の結婚式だから、いっそう楽しみにしていました。どんな人でも、幸せな時が一生の中で最も輝いて美しいと思うので、そのような姿を見ると自分も嬉しくなってきます。
    まさしさんの結婚する日はいつかなぁ?なんて、余計かもしれませんが、時折思ったりもしています。(確か独身でしたよね?)

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  3. 盛り上がりましたねーロイヤルウエディング。
    私はずっとBSでライブを見ていました。
    キャサリン妃のドレスはダイアナのドレスを参考にしたと
    日本のテレビでは言ってましたが似てないですよね(^^;
    妹さんのドレスといい、スタイル抜群でないと着こなせない
    シルエットで、本当に綺麗でした。

    ところでなんで指輪は1個だけだったんですかね。
    2人だけの秘密って言ってましたが。
    それだけが気になる私です。

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  4. toshiさん

    あ、指輪は何でしょうね〜?一個だけという指輪のことは今初めて聞きました。オーストラリアのメディアでは、あれが故ダイアナさんの指輪であったということだけで、それ以外のことを話題にしていなかったので知りませんでした。指輪交換がなかったということですね?ふたりだけの秘密ならかわいいのですが、なにせあちらの世界ではなく、その黒幕の方に秘密や機密が多くて謎が多いです(苦笑)。

    本当に姉妹のドレスのシルエットが上品できれいでしたね。スッキリと洗練されたスタイルが羨ましいほどでした。服も人物も両方引き立てていたと思います。ダイアナ妃のドレスは80年代のトレンドをおさえたもので、かなり違いましたね。

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  5. テレビで一部分観ていただけですが、
    とにかく映る映像全てが上品で綺麗!って思い、見入ってしまいした。キャサリン妃はもちろん、馬も花も教会も・・カメラワークもすごいなと。
    Rumikoさんの↑の記事、知らなかったことにへぇ~!と思ったり、読んでてわくわくして、すごく面白かったです。
     

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  6. natsumiさん

    記事を楽しんでいただけて嬉しいです!
    それにしても、カメラワークに注目なさっていたとは、さすがに目の付けどころが違いますね。ちなみにこちらオーストラリアのチャンネル9という放送局では、当日70台のカメラを設置したと言っていました。一応全てのイギリスの連邦国へ向けての発信でしたから、チャンネル9で放送された映像はオーストラリア人以外も見ていたということになります。
    たしかに、式場になったウェストミンスターアビーが緑豊かに演出され、めちゃくちゃきれいでしたね。

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