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キングスパークと秋のキャンドルデコレーション

今日と昨日は快晴で気持ちのいい天気でした。
冬目前にして、まるで春のような暖かさです。
パースは真冬に入っても昼間はあまり寒くなく、だいたい15℃前後まで上がります。それでも、一日の中での寒暖差は激しく、明け方が一番冷え込み、5℃以下になったりすることはよくあります。

昨日はいつも行くお花屋さんで花を選びに行った後、キングスパークまで歩きに行きました。家からは徒歩25〜30分くらいです。

キングスパークは市民の憩いの場で、パースの観光スポットのひとつです。ここに一度足を踏み入れると、オーストラリアの中でも、特に西オーストラリアの自然がどれほどワイルドなものかよく分かります。それでも、人の住む町として開拓されたパースはましな方です。北上すると、まるで映画の世界に見るような、赤土の埃立つ砂漠地帯に入ります。
先住民のように土地勘のないヨーロッパやイギリスからの移民が来て以来、祖国への郷愁の思いから今の緑豊かなパースの町を築いたのですが、それにしてもえらいところに築いたものだなと、改めて感じさせられます。

上の画像は、キングスパークへ行く途中に目にした民家の屋根。乾いた土地にヨーロッパの文化が息づいています。

久しぶりにキャンドルデコレーションを始めました。庭の赤い実のなった木を生けて、晩秋をイメージ。手前に見えているのは、ただいま乾燥中の唐辛子です。

広い公園の中には、手入れのされた芝生や植物園、カフェなどもありますが、キングスパークの大半は自然のままに残された地帯で、これらの場所はブッシュウォーク(灌木の茂み散策)として楽しむ事が出来ます 。奥地へ入ると、素人の私にはちょっと簡単には出て来れそうにないので、入りませんでした。

そう言えば、日本ではオーストラリアの山火事とよくニュースで表現されていますが、それはこのような場所から発生する火事のことです。特にパースのように乾燥の激しい地域では、夏場の太陽による熱の温度が40℃を超えると、樹木が自然発火しやすくなるのです。


展望台からは、パースの町全体が一望できます。ここから町へはとても近くて、歩いて20分もすれば中心地へ出て来ます。パースの絵はがきなどによく使われる町の写真は、この場所から撮られたものです。
これ(町)が10年後には倍くらいの大きさになっているだろうと私は予想しています。その時は私はもうパースに住んでいないことを期待したいと思いますが。。


家族連れやBBQする大勢の若者などを見かけました。ただ、こんなにきれいな青空を目にしても、正直、今は日本の事(現状)を考えると憂鬱で切ない気分になってきます。本当はもっと感謝して生活するべきだとわかっていても。


帰りは来た道ではなくて、ぐるりと円を描くようにHay Streetの方から帰ることにしました。土曜日ですが、シティ中心から外れているためか、ほとんどのお店が閉まっていました。いつもはたくさんの会社勤めの人などが行き交うストリートですが、昨日はほとんど誰も歩いていなかったため、絶好の散歩日でした。大通りのウィンドウを眺めながら、ゆっくりと帰って来ました。
ただ、カフェだけはほとんどが開いていましたね。店内のおしゃれな雰囲気に誘われて、私も週末の昼下がりにオープンカフェでランチなどしてみたい気になりました。

1935年のHay Street(シティ寄り)

現在





最後は花を取りに花屋さんへ寄りました。「前回のバラが枯れたから庭のペチュニアを摘み取ってリビングへ飾ってみたけど、やはり貧乏くさかった。」と、そこで働いている友達に言ったら笑っていました。昨日から部屋がいつもの感じに復活しました。

コメント

  1. 日本は今、東日本大震災での被災者への支援と復興が急務ですが、政治面では相変わらず足の引っ張り合いばかり。他にも色々な問題があり、決していい状態とはいえないでしょう。正直日本の将来が心配になりますが、俺を含め、多くの人が自分の国に対しての責任と愛情を見つめ直し、考え、行動する時だと思っています。

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  2. コウスケさん

    政治面においての足の引っぱり合いでは、国民が憂鬱になっていくのも無理ありません。時間もどんどん経過して行くし、その間不安が解消されるまでただ歯を食いしばって生きるしかないなんて、あまりにも金銭的、身体的負担が大き過ぎます。
    一般市民は普段から待った無しで日常生活に追われているし、苦しい中から税金も払っていかなければいけません。結局、なにもかもの尻拭いを善良な国民にさせているのではないでしょうか。

    汚染水の問題も気になって仕方ありません。自国への責任と愛情ーコウスケさんのおっしゃるとおりです。今まで何もかも当然にあるものと思って生きて来た私も反省しています。

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  3. RUMIKOさんの気持ち、わかります。
    でも私たちはできることで日本への支援を続けていけばいいのではと思います。
    気持ちを明るくもって、健康でいられることに感謝して。
    パースの素晴らしい風景の中で生活できること、いろいろなことに興味をもってそれを実行できること。そういうことに感謝して。
    RUMIKOさんの素敵な感性と才能を持って何かできることもあるでしょうし^^
    なんて、差し出がましいことを書きました。ごめんなさい。
    パースはとても素晴らしい都市だと聞きます。「いつか住みたい都市」の一つによく上がりますよね。RUMIKOさんは将来はどこに住みたいとお考えなのかしら・・?

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  4. りりーさん

    本当ですね。りりーさんのおっしゃるとおりです。健康である事やこうして自分の好きな事を出来るという事はとてもありがたいことです。日本の人々が負けない気持ちで頑張っているのに、私がしょんぼりしてはいけませんね。
    素晴らしいアドバイスをいただきまして、どうもありがとうございました。

    私が将来住みたい場所はオーストラリアならシドニーですが、できれば日本と半年ずつ行き来したいです。海外だとドイツとスイスに住んでみたいです。

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