スキップしてメイン コンテンツに移動

官能的でロックなW&D


ブランド店が立ち並ぶKing Streetへぶらりとやって来ました。今日はHay Streetの方から入って行きましたが、Hay Streetは、シティのショッピング街の中心を突き抜けて、私の家の近所まで伸びている非常に長い大通りです。近頃、この辺りはブランド店が続々と軒を連ね、最近はApple Storeも出来るなど、パースの町の成長振りがうかがえます。

私は何をしに行ったかというと、前からのぞいてみたかった洋服のお店がKing Streetにあったので見に来ました。上の画像はそのお店の前の通りに埋め込まれていた、店のロゴとデザイナーの名が刻まれた石のプレートです。ここはハリウッドのウォーク オブ フェイムを真似たと思われる、西オーストラリアのファッション ウォーク オブ フェイムらしい。

お店はウィールズ アンド ドールベイビー(Wheels & Dollbaby)というオーストラリア発祥のブランドです。デザイナーはイギリス人ですが、パースに住んでいます。シドニーにも2号店があります。

ハリウッドセレブ御用達のファッションブランドだそうで、モデルのケイトモス(Kate Moss)や、ディタ フォン ティース(Dita Von Teese)、ケイティー ペリー(Katy Perry)、ブリトニー スピアーズ(Britney Spears)などが好んで着ており、またメンズラインもあって、元Guns N' Rosesのギターリスト、スラッシュもここのスカル柄の服を着ているとか。
 

とは言え、私はセレブの私服やブランドものには特別な興味はありません。私がこのお店に来たかった理由は、この前ファッション雑誌を買ったとき、ここのデザイナーの家が紹介されていて、すごく私好みだったからです。どのような洋服をデザインされるのか、見てみたくなり、ホームページでチェックして行きました。

ここの洋服のコンセプトは、クラッシックで上流のハリウッドグラマー。しかも、そこに官能美とちょっとロックンロールを掛けた感じ。何か言葉ではとても表現しがたいけど、そこがいいみたい。デザイナー曰く、インスピレーションはパリに行けば必ず得られるとのこと。また、服に入れるバラなどの絵柄は、フランスの古いプリント生地の柄を参考にすると言っていました。



店内へ入ってみると、服も私好みの物が多く、何点も好きなのがあったのですが、欲しいと思う服に限って値段が高い。これは全ての女性に共通する悩み?

お店の人は私が楽しそうに服を見ているのに気がついたのか、近寄って「あなたの口紅はどこのものですか?」と聞いて来たので、振り返るとお店の人も私と同じ真っ赤な口紅を塗っていました。偶然にも同じMACのもので、カラー名が違うだけでした。

ずっと見ていたらどうしても一枚欲しくなって、どうせ買うなら今まであまり買った事のない物を買おうと思い、冬に活躍しそうな(けれど、なんだか寒々しい)、上のキャミソールと同じバラ柄のショート丈のカーディガンを買いました。冬の服は鬱陶しい色が多いので、明るいきれいな色を着たかったんです。家でもいつもおしゃれしていたいし。


ちなみに、お店の人が私にこれが似合いそうと言ってすすめたのは、ディタ フォン ティースとデザイナーがコラボで作ったこの上のディタが着ているカーディガン。全体の色が鮮やかなピーチカラーで、袖などが私の大好きな黒のベルベットでトリムされたもの。ただ、私はもう少し軽い雰囲気のファッションが好きなのでやめました。

最後レジで、「あなたはここのブランドのイメージにぴったりですね。この店にあるほとんどの服が似合いますよ。」と言ってくれ、お世辞とは分かっていましたが、性格上素直に受けるたちで、気分よく店を出ました。




このようにして写真でKing Streetを見ると、建物が洗練されていて、ここがとてもオーストラリアの田舎町とは思えません。それに、道路にはゴミひとつ落ちていなくて、コンクリートにも、シミひとつ見つかる事もなくパースは本当にきれいな町です。


キングストリートには、ロマンティックな雰囲気の感じのいいカフェもあります。こんなきれいなブランド街で買い物をし、カフェに入るのって、なんとも贅沢な時間ですね〜。

コメント

  1. このブランド、ロゴは見たことがあるような気がしますが知りませんでした。
    HPも見てみましたが、もし私がもう少し若くて痩せていたら着たい服が・・・(笑)
    RUMIKOさんが薦められたカーディガンも好きな感じです。
    この国で気に入った洋服のデザインはなかなか見つけにくいのが現状です。
    お気に入りが見つかってうらやましい。今度シドニーのお店ものぞいてみます。
    楽しみが一つふえました♪

    返信削除
  2. りりーさん

    私もオーストラリアではあまり気に入った服が見つからず、たまに普段着に安いのを買うくらいです。どこへ行っても同じようなお店が多くて、選択が限られています。そんな中で、昨日のお店はロンドンにありそうなショップの雰囲気が漂っていました。
    服のラベルとか紙袋とかも贅沢できれいし、そういうのって結構嬉しいんですよね、女としては。

    返信削除
  3. セールのときにしか買いませんが、あたしはアルマーニが好きです。
    まさかジョルジョじゃないです、エンポリオ。
    あんなシンプル(に見える)デザインの服に体をいれると、全く別物のようなシルエットができあがりますね。
    何度も言いますが、セールのときにしか買いませんw
    イタリアのセールは、半額、なんですよ。1万円のアルマーニ♪

    返信削除
  4. ピッコラさん

    ジョルジョとエンポリオにはそんなに差があるのですか?私はブランドにうといので知りませんでした。
    全く別もののようなシルエットが出来上がるというその意味、分かるような気がします!イタリアの服って世界一カッティングがきれいですものね〜!も〜、ピッコラさん羨ましい!!
    そういえば、ピーナも言ってました。
    イタリアではブランド物が安いって。(10年以上も前の話だから今は違うかもしれませんが)
    ”こんなに良い服がこんなに安い。だからイタリア人は皆ブランド物を普通に着ているんだ”って、そのとき着ていたセーターをつまみながら見せてくれました。

    イタリアのセールはかなりの価値がありますね。

    返信削除
  5. このファッション、日本で言えば「アキバ系」の様な印象ですね。
    「Kawaii」と言った印象を受けましたが、留美子さんの勧められた服は、それとは違って大人の印象を受けますね。

    そういう意味では、このデザイナーさんは日本からもパリからも影響を受けて?、上手くそれらをミックスさせて、ハリウッドセレブ御用達のファッションブランドにまで育てあげて行かれたのでしょうね。
    間違っていまいたら、誠に申し訳ありません。

    パースのヴィトンを画像で拝見しましたが、やはり東京で見るそれとは違ってヨーロッパのショップといったイメージを持っていますね。

    私も先日一生物と言ったつもりで、ヴィトンの財布を買ってしまいました。
    やはり良いものは、良いですね。

    返信削除
  6. J.TERAさん

    あはは(笑)、「kawaii」というのはアキバを通じて世界共通語になっているんでしたかね。
    日本もオーストラリアなどと同じく、ファッションはアメリカやフランスなどからいちばん影響を受けていると思います。でも日本の方が流行が入るのは随分早く、移り変わりも早いと思いますけど。日本人には独特なファッションセンスがあるのか、こちらの人は日本人はおしゃれだとよく言いますね。

    一生物としてヴィトンの財布を買われたのは、ご自身へのご褒美ですね。素敵な事だと思います。私もそう思っていい物を買いたい!なんて誘惑にかられます。

    返信削除

コメントを投稿