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ブルーベリーとレモンのフィナンシエ


ブルーベリーとレモンのフリアンを作りました。
今までフリアンなんてものを知らなくて、今回作って初めてわかりました。これはフランスのケーキ”フィナンシエ”から由来するもので、オーストラリアとニュージーランドでよく食べられているケーキなのだそうです。生地の材料はフランスのと大体同じで、小麦粉はあまり使われておらず、ほとんどがアーモンド粉と卵白で出来ています。

伝統的にはケーキ型は長方形なんだそうですが、オーストラリアとニュージーランドでは楕円型。フランス語でフィナンシエっていうのは、『金融家』とか『金持ち』の意味で、この菓子がそう呼ばれたのにはふたつの説があって、長方形の形と色が金塊に似ているからとか、最初にパリの金融街から人気が高まったからとかと言われているそうです。さぁ、どちらなのでしょうね。


いずれにせよ、このブルーベリーののったフリアンは、シドニーの名高いカフェでは必ず売られている人気のケーキです。これを一度作って食べてみたら、あなたも”はまり”ますよ。と、私のイギリスのケーキ本に書いてありました。
フランス菓子だというのに、おとなりのイギリスではなくオーストラリアで発展したケーキなんて、ちょっとめずらしいですね。

丸いカップケーキ型とはまた違う楕円のフリアン型。底の花の型押しがかわいい。
私が鉢植えで育てたレモン。生地にすりおろした皮を入れ込む。
アーモンド粉、小麦粉、アイシング用粉砂糖を混ぜた生地に、泡立てた卵白とレモンの皮を入れる。最後にバターを入れてさっくり混ぜ合わせる。
焼き立て。失敗したのかと勘違いするくらい、ブルーベリーの質感と色がすごいんです。。


外はさくっと軽いのに、中がしっとりふんわりとしていて、とても美味しいケーキでした。何よりレモンの皮の酸味がほのかに効いていて、爽やかな甘みがたまりません。視覚的にも上品だし、来客にぴったりです。




この前、本屋の店じまいセールを偶然見かけて、インテリア本2冊と家庭用植物図鑑を買いました。一冊5ドルでした。
インテリア本の出版元がニューヨークとの表示を見てすぐさま買いました。少々古くても、アメリカのインテリア本だったら、オーストラリアのインテリア本より洗練されていると思ったので。

中身を読んでみると、参考になることがたくさんあって、特にバスルームの本にはかなり影響を受けました。おかげで私の家のバスルーム、毎日ちょっとずつ良くなってきています。

インテリアってリフォームとかすればかなりのお金がかかるし、それだけきれいになるのは間違いないのだけれど、たとえば、バスルームの石けん一個やタオルの一枚から素材や質感などを吟味すれば、それだけでバスルーム全体の見た目の印象が大きく違うそう。そういった小さなものから美を追及し、理想に近づけていく方法なら私にもすぐできそうです。

コメント

  1. とても美味しそうですね!
    フリアンって言うんですか、はじめて知りました。
    見た目、お店で売っているケーキと全く変わらない
    出来栄えに、さすがRumikoさんと思いました。
    外はさくっ、中がしっとり… う~ん、食べたい!!

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  2. まさしさん、美味しかったですよ〜。日本だったらセットで箱詰めにして売られていそうな、小さなケーキです。見せるだけで申し訳ないのだけれど。。
    いつかブログの友で寄り集まって、こういうの食べながらお茶したいですね。そんな機会が来ることを楽しみにしています!

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