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結婚式



今回、私たちがダニーディンへ向かった理由は、旦那の親友のKenの結婚式に出席するためでした。私は以前、日本でもKenに会った事があり、彼は私たちの式の花婿付添人でもあったのですが、ダイアンには今回初めてお会いしました。

フェイスブックに公開していた左の写真をモデルにし、二人へのお祝いとして、上の作品の原画をプレゼントしました。それぞれのご両親にはアートプリントをお土産に渡しました。背景は、『未来予想図』として結婚式のパーティーをイメージして描きました。(式場やウェディングのテーマカラーは知らなかったので自分で想像)

ケンは今、大学で医学を学びながら、病院で働いています。以前は、脳の研究をしていると言っていたので、脳外科の医師になるのかと勝手に想像していましたが、今回、将来は医大の教授になりたいと話していました。最後に会ってからもう4年以上も経っているし、成就するのに何十年とかかる特殊な分野の勉強みたいなので、頭の中で徐々に明確なビジョンが出来つつあるのだと思います。

ちなみに、ケンちゃんのご両親は日本の方ですが、彼はカナダで生まれて、育ちもカナダとニュージーランドです。なので、見た目からは想像できませんが、生粋の西洋人気質を持っています。そんなケンの事を、時々私の旦那が「僕よりも西洋人ぽい」というくらいです。
アメリカンアクセントの英語でしゃべり、母国語ではありませんが、日本語もかなり上手に話す事ができます。特にリスニングのレベルは日本人と同じなので、私とも自由自在に会話を交わすことができます。(笑いのツボもいい。例えば、やたらとローカルな話をするところ:大阪の桜宮で川沿いを歩いてたら、”亀”がケンをじっと見上げていたやら、日本人がニュージーランド旅行に必ず持ち込んで空港で検疫に引っ掛かる”明太子”の話やら。明太子という言葉を知っているのが、なんだかねぇ。。。)



式当日は、あいにくの雨でした。じゃあじゃあと降り出して、しばらく収まるまで皆待機していましたが、結局決行する事になったのでしょう。せっかくの素敵なロケーション、もったいないですものね。
でも、ひとつの傘の下で、お父さんと娘さんが歩いてくる姿が印象的で、私の一番好きな場面でした。雨のしっとりとした空気がふたりを包んで、父娘の姿を浮彫りにしていました。なんとなく向こうから鼓動まで聞こえて来そうな、そんな静けさは晴れた日にはなかったかも。


もっとふたりのベストショットがあるのですが、ブログ上なので出すのはやめときます。


ケンの後ろには弟さんも。ケンちゃんに話すみたいに日本語でしゃべりかけたら、「Sorry?」と言われてしまい、とっさに英語に転換しました(笑)。つい肌の色で決めつけてしまう、日本人の悪いクセかな。
セレモニーが終わって、新郎新婦とその付添人達が約3時間ほどの写真撮影に向かいました。


私はケンちゃんのご両親と行動を共にし、パーティーの開かれるレセプション会場に移動しました。ご両親とも私は初対面でしたが、気さくに話してくださいました。久しぶりに日本の方とゆっくりとお話しできたので、楽しくてすっかりリラックスしました。でも、よく考えると、ご両親は海外での暮らしが35年以上というので、アジア暮らしを10年ぐらいした私の旦那より、西洋国にいる人生が長いんです。
なので、おふたりのライフスタイルやマインドがかなり西洋人ぽくて、日本人といっても、なんだか私にとって新感覚の素敵なカップルでした。

誰かが手作りしたというカップケーキ。カット用は上の分。


会場になったのは休日の競馬場。日本の競馬のイメージとは異なり、オーストラリアやニュージーランドでは、競馬は格式の高い娯楽のイメージがあります。

日本の雰囲気が漂う和傘も

レセプションは夜11時半頃まで続いて、その間、スピーチ、お食事、デザート、ダンスなどがありました。私は恥ずかしいので踊りませんでしたが。ダンスをウェディングパーティーに組み込むのは、西洋では一般的なんだそうです。
そういえば、お食事に”豚の丸焼き”が出たんです。私は見たのも食べたのも初めてで、写真を撮るのも忘れてじっと見ていました。おいしかったです(さらりと言うと残酷かな)。

ダニーディン紀行、後残り少し。。。
つづく。

コメント

  1. お友達のご結婚おめでとうございます!

    せっかくの結婚式が雨だったのは残念ですが、その後の結婚式もレセプションもとてもアットホームな感じで素敵ですね!ケーキが手作りというのもいい感じです。日本人とはいえ海外で生まれたり、海外の生活が長くなると日本人的なことは忘れてしまうのではと思いますが、ケンさんはそうではなかったのですね。同じ日本人としてなんか嬉しくなりました。私もこちらが長くなっても日本の心は忘れないようにしたいと思います。

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  2. お二人のフェイスブックをもとにした絵も素敵!
    とても喜ばれたことでしょうね^^

    RUMIKOさんはFBをされてるのですか?
    実は私もしています^^

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  3. りりーさん、ありがとうございます。

    りりーさんの思う”日本の心”とは少し焦点が違うかもしれませんが、りりーさんが海外生活という枠を超えて、今まで丁寧に人とのお付き合いをなさって来られたこと、素晴らしいと思います。
    特に、(日本に住む)日本人との関わりを保つのは、異国に長く住んでいると容易ではなく、距離や時間が切り離してしまうことがよくあります。(ま、ほとんど自分の責任なんでしょうが。。)
    ご家族だけではなく、ご友人の方々がいつもりりーさんの里帰りを心待ちにしているというのは、りりーさんが、日本人の心を持っているからというよりも、素晴らしい姿勢の持ち主であるという証拠だと思います。

    そういえば、ケンちゃんは、日本食が大好きだと言っていました。『食』を通して親近感を覚えるのは日本人だけかもしれないけれど、納豆や明太子が好きだと聞くと、なんかすごく通じるものを感じました。

    絵褒めてくださって、ありがとうございます。私はFBをしていますが、プライベートな物は何もアップしていません。しかも、しばらく放置したまま。私とお友達になってくださっても意味がないと思いますが、今度りりーさん、探そうかな。

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  4. ぜひ、探してみてください^^
    私はRUMIKOさんを探しましたが見つけられませんでした。
    ブログほどはしていませんが、たまにUPしています。

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  5. 本当にあのFBを基にして描かれた似顔絵の原画は、良く描かれており、素晴らしい結婚式のプレゼントだったと思います。
    Kenさんは脳外科医を目指されていらっしゃるのですね、そして行く行くは大学教授を目指されていらしゃるとの事、凄く優秀で器用な方だと思います。
    脳外科は繊細な手捌きの手術等も要求されますので、それを満たされていらっしゃるのは、凄いと思います。

    雨の中の結婚式も、後々には格別な素敵な思い出になって行くものと思います。
    またパーティ会場が競馬場とは、、、さすがは英国系のお国ですね。
    素晴らしい設備の趣のある会場だと思います。

    ケンさんの流暢な日本語には敬服致します、意思疎通が日本語で十分に出来るのは助かりますね。
    カナダとニュージーランドで育って医学を目指し、日本にも造詣が深く、素敵な方だと思います。
    特に納豆が好きだなんて素晴らしいです。

    私も学生に勧められてFBを少しだけやっていますが、私のそれはあまり面白くないですね。

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  6. J.TERAさん

    絵を褒めてくださってありがとうございます。ご本人達は自分達の似顔絵をもらって驚いたのではないかと思います。似てない!って怒ってたりして(笑)。ふたりとも、喜んでもらってくれたような印象は受けましたが。特にダイアンのお父様がそのアートプリントを喜んで、何度も感心してくださったのは嬉しかったですね。愛しい娘さんの肖像ですからね。

    ***

    いくら時間がかかっても夢を追いかける、というのは日本の国柄の下ではなかなか出来ないことだと思います。私の友人でケン以外でも、将来特殊な職に就きたいと言って、30才を過ぎても教育を受けていた欧米の友人がいましたが、それは私にとって驚きでした。(私は勉強が得意ではないので)

    その、人より何倍も多く費やした数十年の学業というのが、非常に価値があるものだったということ、今の友人の活躍を見ているとよく分かりました。
    ケンもそのような道を歩んで、今後活躍して行くのだろうと思います。

    J.TERAさんも、FBをやっていらっしゃるんですね。探してみます。

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