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ケープペロン


先週、ロッキンハム市にあるペロンという海岸へ行きました。
目的はまたしてもあわび調査です!やはり私にはペンギン島まで歩いて海を渡るのは無理だと判断しました。

事前にGoogle地図を見て、本土からすぐにあわびが採れる近場の海岸を探しました。あわびは特徴のある場所に居るため、Googleの航空写真を使うと海岸の地形が見れて便利です。ポイントとなるのは、陸からせり出したところ(=水の出入りの激しいところ)や岩場のところです。

実際に車で向かったら、予想通り岩の切り立った海岸が待っていました。場所はポイントペロンという岬。見てからにアブなそうな海ですが、ビーチの案内板によれば、風が比較的弱い午前中はシュノーケリングに最適とのこと。ただ、”潜るのならbuddy(バディー;仲間)をひとり連れて来なさい”という忠告付きでした。


あわびが居るかどうかの目印となる、アラメという海藻が大量に陸へ打ち上がっているのも確認しました。ちょっと手でちぎってその場でかじってみたら、香りがとても懐かしくてなんとも言えない気分になりました。
確かアラメはうちの田舎ではよく食べられるもので、私も何度か母にひじきみたいに煮たアラメを食べさせてもらった記憶があります。あと、酢みそ和えでも食べたかなぁ。よく思い出せないけど。

ひじきはどうもこちらでは手に入らないみたいですが、何もひじきにこだわらなくても、これを持って帰って料理したら良さそうです。逆に海岸で採りたてとなると、お店のヒジキよりも栄養価が高くておいしいかもしれません。褐色のかなり肉厚な海藻です。



たくさんの島からなるこの辺りの海は、海中にも陸地にも多くの野生動物が生息しており、厳しく保護されているようです。したがって規制が多い。

人間も自然界の生き物のひとつですから、本当は自然を守る義務などないのですけど、オーストラリア人は自然に対する情熱がすごいです。自然をわざと壊そうとする行為はもちろん良くないのはわかっていますが、何かを介して壊れて行くのもまた自然のあり方というものです。。。命あるもの、形あるもの、必ずいつか消滅していきます。行き過ぎた抑制こそ、本当は自然に反しているのじゃないかと最近思うようになりました。




この前、シドニーに帰ったはずの義妹の子供とそっくりな男の子が、カメラの前をトコトコと小走りで通り過ぎて行きました。その後おじいちゃんらしき男性も後ろからスタスタと。ふたりでやたらと急いだ様子で、あっという間に海岸の遠方まで駆けて行きました。




海岸の一番向こうまで歩いてみました。ここもあわびスポットでしょうか。海底に岩がたくさんありました。
ここで先ほど見かけたふたりと、そのほかにもうひとりの子供と女性が岩陰で隠れるようにして何かを食べているのを見ましたが、まさか!ですね(笑)。しかも、おじいさんは漁をしているかのような大網を持っていて、私を見るなり小さくたたみ出しました(笑)。あはは。



岩山を登る旦那に、私「足下気を付けて」と。
大切な人も、自然の中では小さく見える。でも絶対に失いたくないもの、その存在は私の中で大きくなるばかり。。。


海はやっぱり良いですね。海に行ったら同じ香りがするからか、日本のこと、懐かしく思い出します。なぜか生まれ育った大阪ではなく、子供の頃に田舎で過ごした夏休みのことを。
心境といえばメランコリーでもなく、特別にハッピーでもなく、ただ海を見つめていると胸がいっぱいになります。





 全然関係ないけど、最後に、私のバスタイムのお気に入りを紹介します。


アメリカのオーガニックスという香りのよいシャンプー&コンディショナーです。ラウリル硫酸ナトリウムを使っていない上質なシャンプーで、翌朝のふんわりしっとりのゴージャスな髪の仕上がりに満足です。私はシャンプーだけは値段と質が比例すると思ってるので安物は使いませんが、これは特別値段が高いように思うので、値下がりしてるときだけしか買えません。ま、とっておきのように使うのも楽しみのひとつです。

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