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時期外れ?でももっと大切なこと


昨年のクリスマスに、お隣のご夫婦が義母に私の子供にとクリスマスプレゼントを託けてくださったんですが、クリスマスは娘さんの住むロンドンに行ってたらしく、今日ようやく旦那さんの方を庭先で見かけたので、お礼を言ったところ。。。

「あぁ、いいんだよ。私はしばらくここにいなかったんだ。メリークリスマス。」と、なんとも時期外れな挨拶をされてしまい、心中、”えぇっ??そんな挨拶って、今更いいの??ハッピーニューイヤーじゃないの?”とまごまごしたけど、「はい、ロンドンにいらっしゃったんですよね?メリークリスマス。」と、とにかく聞き間違いでないことを祈りながら返した私でした(笑)。


長い間ここで住んでても、やはりまだよくわからないことがあるもんだと思いました。特に言葉のやりとり。言語って、その国の歴史や文化やそこで暮らす人々の考え方が反映されるものだから、日本人の思うニュアンスとは違うことがよくあり、さらには直訳さえできないものもあり、だからまずはそういった言語が形成されていった背景を熟知してなきゃ、本当の意味で操れないんだと思います。

家に帰ってからも、どうもこの会話が腑に落ちなかったので、家族に確認したところ、全然おかしくなくて、むしろ最後に私に言ったメリークリスマスは、旦那さんの私への配慮が感じられる部分だそうです(笑)。
私が始めにクリスマスのことを持ち出したため、その流れからクリスマスの挨拶をしたんだよと。そこにはクリスマスが大切な伝統であるという考えも背景になってるのでしょう。

わたしは普段から誰と話してても、会話の流れをあまり意識せず、唐突なことを言ってしまうことが多いので、なんだか恥ずかしくなりました。。。(だからきっとあの会話の意味を認識できなかったんだと)

交わしたのはほんの二言三言でしたが、相手のことを配慮し、個人の思いを大切にした、丁寧な話し方というのを人生の先輩から教わった気がします。



コメント

  1. 日本にはない文化ですが、そういうのって温かくていいですよね。
    クリスマスは、私にしてみればただケーキをたくさん食べられてプレゼントが貰える日でしか捉えてませんから、その方のようにいきなりメリークリスマスなんて言われたら「???」って、なっちゃいます(笑)

    少しの言葉でしかやり取りをしない相手に、感謝やらなにやら感情をこめるときは、良い言葉を相手に送りたいものです。とは、言っても咄嗟に口から出すのは難しいですねぇ(;´・ω・)

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    1. そうなんですよ。日本人には季節ごとに決まった挨拶っていうのがあって、それが常に頭にあるもんだから、本当にびっくりしましたよ。なんか社会に抑圧されてない、自由な心が表れていていい感じですよね。
      YURIAさんは愛読家であることから、知的かつロマンチスト。もしここに私ほど長く住んでたら、私よりこっちの人と噛み合うかもしれないですね。

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