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ロマンチストな現実主義者もあり得る




この水差しにはワイルドフラワーの方が、やっぱり合ってた。
とはいえ、ワイルドフラワーだけのアレンジは好きではなくて、バラやチューベローズなどを混ぜて。
ワイルドフラワーは寿命があり得ないほど長いけど、どうやらアクが強いらしく、すぐ水が腐るので、一緒に入れてるほかの花の茎を損ねないよう、水替えは氷を放り込んで、一日に2回。どんなに忙しくても、私は花をとことん大事にする☺️


手前のふわふわとした緑の花、茎と葉がカーネーションそのものなんだけど、花自体はカーネーションからは程遠い。一体、なんという名前の花かなと思っていたら、過去を回想してしまった。
18年前の、『カーネーション』で愛ではなかったと知った出来事を😧


ロンドンで遠距離恋愛していた時、彼が私の住むロンドンへ電車に乗って会いに来た。
ところが、数日後に喧嘩し、学生寮の部屋から彼を追い出してしまった。夜になって、ストリートのスタンドで買ったままの、ピンクのスプレーカーネーションを持って、彼が決まり悪そうに帰ってきた。泊まるところがなくて困ったんだろうと、少しばかり愛の欠けた花を見て思った。色々とあって行き着いた結果、カーネーションが私に教えた。彼は私に安らぎを与えてくれない人だと。


私の旦那は、結婚前、日本の街角で抱えてたらそれは浮くような、ピンクと赤のバラの花束をバレンタインデーにくれたことがあった。その花には情熱を感じたけど、結婚後、ピタリと花を贈ることをやめたらしい😑 わかりやすいわ〜。まぁ、自分で好きなお花買うのでね。

私はロマンチストでありながら、同時に超現実主義なのだと思う。結婚後はロマンスも情熱もなくていい。花のプレゼントなんて、誰でもやろうと思えばいつでもできるから、抜きにしている。
あってほしいのは信頼と絆。重きをおくのは、特別な日に何をしてくれるかではなく、何気ない日常の中で育てていく相手への思いやり。


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