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レモンの木



一本すっと緑が立ってるだけで、家の中がすごく気持ちがいいなと思ったある日。
この日、義母のお誕生日でした。
去年は義母の好きな黄色のバラを。今年はレモンの木をプレゼントすることにしました。

毎年ではないけど、義父母は私にも誕生日のお祝いをくれます。この歳になって(笑)、ほんとうに幸せなことです。
その時に義母は必ず一言、「家の日常品ではなく、子供のものでもなく、自分のためになにか好きなものを買ってね」と言います。




そんな私は、義母に家のものをプレゼントしてしまいましたが。。。
旦那は「たくさんお金を使ったら、母は逆に嫌がる」というので、旦那がレモンの木にしようと。

母というのは、ほんとうにいつまでも母親なのですね。海のように優しさは深く、限りなく広い。そして、それに見返りを求めることはなく、注ぐ愛は永遠であるということ。人として完璧な在り方だとおもいます。そんな女性は、すべての子にとって、世界でたった一人です。ずっとずっと生きていて欲しい、当たり前ですよね。

私は自分の母親とは離れて暮らしているので、旦那の母親を自分の母親と同じぐらい大切に思っています。私が母にできないことは、ためらいなく身近にいる義母の方にします。そうすることで、自分の母も同じように、お嫁さんやほかの身近な誰かに大事にされると信じているからです。


話を戻しますが、今住んでる家を建てる時、何十年もあったレモンの木を抜かなければなりませんでした。またその最後となった収穫シーズンは、例年にないぐらいものすごくたくさんの実をつけてくれたのです。まるで私たちが再びこの家に戻ってくることをお祝いしてくれるかのように。。本当にかわいそうなことをしてしまったのです。
それで、抜いた木を場所を変えて再び植えてはみたのですが、根にストレスを与えてしまったせいか、ほどなく枯れてしまいました。
それで新しい木をプレゼントしようということになったのです。




植物はほんとうに美しいですね。どんな植物も大好きです。家の中にもお花があると、自然にゆとりが生まれてきます。不思議だけど、お花を飾るという行為は、余裕が先に来るというわけではないのですよね。





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