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幸せへのステップ1

私が夢に向けて動き始めてから、ブログを訪問してくださる方が増えました。みなさん、いつもご覧下さり本当にありがとうございます!

少しはこのブログにも重要性が出てきたのかなと思い、ベストなタイミングでこのことについての投稿をしようと思いました。旦那と私の人生に大きな影響を及ぼした出来事です。これからぼちぼちと、何回かにわたって綴っていきたいとおもいます。


ちょうど5年前の今日、突然旦那が「目の後ろが痛む。視界に輪が見える」と言いました。このときに病気が発症しました。病名は視神経炎でした。
開業医(ここでGPと言います)の誤診から始まって、およそ1週間で片目の失明に至ったのです。
けれど実際は、視神経炎は予後が良い病気と考えられ、このように至るケースは稀でした。非常に稀だから、その後に送られた先の病院の専門医でさえ、処置を誤ったのです。

失明してから、何ヶ月もかかってわたしはこの病気についての真相をネットで探しました。どのサイトを見ても、旦那に起こったことはまさかと思わざるを得ませんでした。そもそも病気自体が、日本では10万人に一人の割合で発症するほど稀であることから、経験者やその家族がネットに体験談を書くなんてのは皆無に等しい状況で、医学のサイトだけでは、ある程度の知識までしか得ることができませんでした。

もし旦那と同じ病気にかかり、失明や視神経炎で検索し、ここに辿り着いた方がいたなら、これからわたしが書くことが、その人たちのなんらかの助けになることを祈っています。
そのような人たちのために、絶望から幸せと感じられる今日まで、どのように二人で気持ちを一つにし、力を合わせて立ち上がったのかを綴っていきたいとおもいました。


旦那は私の前で一度も取り乱すことなく、ひとり静かに、これから片目で残りの人生を生きていくという試練に立ち向かおうとしていました。私はそんな彼のそばで、病気が発症してからの3ヶ月間を毎日泣いて暮らし、朝の日差しと夜の暗闇の違いがわからないぐらいに気持ちが沈み、心身とも疲れ果てて、いつしか健康な時には決して見えなかった『普通の暮らし』という幸せを再び取り戻したくて、元の生活をなによりも強く願うようになりました。

今思えば、その幸せへの強い願いが私の潜在意識に働きかけ、そうなるように自然に行動していったのではないかと思っています。もうこんな状態では生きていけないというぐらいの絶望を感じた時、私の中で生きるための術が働いたにちがいないと。

幸せへのステップ2

 

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