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日本語習得への道のりは長い


近頃、子供に日本語を教えるのに使う教材も手作り。
オンラインのひらがな練習プリントが、そろそろ飽きてきたかなという頃にふと思い立って。

息子は日本の幼稚園でいうと年中で、月から金曜日まではオーストラリアの幼稚園に通い、土曜日は午前中だけ日本人学校の幼稚部に通っていますが、毎日の大半を英語で過ごしています。実際、私にもほとんど英語で話す毎日で、私は子供たちには日本語でしか話したことがないのに、本当に困ったものです。。

そんなわたしの目下の子育ての悩みはひとつだけ。我が子が日本語をマスターするかどうかは、わたしの手にかかっているということです。今の状態では、息子は今後100%完璧に2カ国語は操れないのではないかという懸念が。

子供ができる前は、バイリンガルにするのはハーフなら簡単だと思っていましたが、実は全く簡単なことではありませんでした!
大人になってから母国語以外の言語をマスターした人は、100%自分の努力によるものですが、子供のバイリンガルは、親の日頃の努力の賜物です。

自分が語学の先生となって、机に向かい、読み書きを教えないと、本能に従って生きて行く子供にとって、日常生活において不要と感じるものは脳がどんどん消去していくのは当然の成り行きなのです。


毎日1ページ、息子が幼稚園から帰ってくる前に、わたしが絵を描いて、これは何?と指しながら、息子にひらがなの練習をさせています。単語の練習のあとは、これを使ってストーリーを考えさせ、話させ、書かせる。これは想像力を育み、きっちりとした文を作らせるのに役立つのではないかと思っています。

たった一枚の絵でもいろんな使い道がある気がして、また気持ちを新たにがんばろうと思ってるところです。親も子供も心を一つにして。


この絵は、私がスコットランドのネス湖に行った時に見た景色と架空を合わせて再現したもの。実際の景色とはかなり違いますが、ネス湖に廃墟となった古城があり、当時それを眺めながら色々と想像したものです。
息子にはどう見えるのか、そう思って描いたのですが、古城の窓として描いたつもりの格子を指して、これ何と思う?って聞いたら、Jail(刑務所)と言った時には驚きましたね。なかなか想像力があるのではないかと思い、それでさっき言ったストーリーを書かす事を思い付いたんですね!

お城の刑務所をなんというのか、私の方がよくわからなくて、”かんきんべや”というのではないかなと息子に言いました。あとで調べたら、大概は城の地下にあるそうなんですが、牢獄の方がしっくりきますね(笑)。

今日はこのアイデアを日本人学校のママに話したらいいねって言っていました。日本にいないのだから、教材も限られてるし、もっともっといろんなアイデアを絞らないとね!
そして私がほぼ毎日のようにやってるランニングと同じく、ここでも『継続は力なり』をしっかり頭に叩き込んで、語学習得に取り組もうと決意しました。


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