いまさらですが、日本のケーキとオーストラリアのケーキは何かが違うと思っていたら、色が違うことに気付きました。もちろんチョコレートケーキは色が一緒だけど、それ以外のケーキってことです。
私がオーストラリア人から学びたいことのひとつをあげるとすれば、ケーキ作りと真っ先に思い浮かびます。見た目も色も味も、自然そのままの素材が生きたケーキには懐かしさがいっぱい。そんな私がずっと作ってみたかった素朴な茶色のケーキ。今回、料理本を手に初挑戦してみました。
作ってみて発見したのは、中に入れる砂糖が違うってこと。小麦粉は通常の白い色のものでした。
モラセスとは糖蜜のことをいうのだそうですが、このほぼ黒色に近い褐色の砂糖がケーキを茶色くしていたんです。パッケージにも表記されていますが、これは未精製のきび砂糖より抽出したもので、極めてナチュラルですが、お料理や特に焼菓子に使うとリッチでコクがでるそうです。
実は料理本には、マスコバド糖を入れるようにと書かれてたのですが、売り切れていたため仕方なくこれを代用しました。
ナツメヤシの実(Dates)です。種をとったあと、刻んで生地に練り込みました。本当は好物のスティッキーデイトプディングを作りたかったのですが、レシピが手元になかったので一番近いこのケーキを作りました。ナツメは韓国ではサムゲタンに入っていて、日本人より馴染み深い食べ物です。ナツメ、モラセスともにスビアコ マーケットで買いました。
生地はかなり粘りがありました。(最後までしつこくスティッキーデイトプディングみたいになるかなぁと期待がふくらんで)
型に生地を流し込んで、最後上にウォルナッツを散らすだけ。オーブンで1時間。
あれ、ケーキって上にフレッシュフルーツとか生クリームをのせるものじゃないの?って。。。今ではそういうケーキよりも、生地に杏(あんず)とかキャロット(にんじん)、オレンジ果汁なんかが入っているものが好き。上にはあまり何ものせない方が好きです。
期待通り、かなりスティッキーデイトプディングに近いケーキが出来上がりました。ただ私の技量がまあまあで、もうちょっと練習せなあかんなという感じでした。お菓子作りは不慣れなことが食感に出てしまうので困ります。。。
ケーキが冷めてから蜂蜜を上にかけて完成。これからは家で作ろう。
ケーキのことはほとんど分からないのですが、Rumikoさんがとても楽しんで作っているのが伝わってきます。美味しそう!
返信削除ところで、知らないジャンルで使われる、知らない単語ってなんだか凄く奥深いものに感じてしまうのは俺だけでしょうか?
『マスコバド糖』『スティッキーデイトプディング』
なんだか凄そう。
コウスケさん、ありがとうございます。
返信削除私もこの砂糖については生まれて初めて聞きました。オーストラリアに住んで4年近く経ちますが、未だに日本との食文化の違いを感じます。なので料理番組がホント面白いです!
砂糖って色々あって、中でもグラニュー糖は砂糖の中で一番高カロリーなのだそうです。砂糖に限らずなんでもそうですが、精製されたものは身体にとって負担が大きいとか。
このケーキはまた作って食べたくなる優しい味でした!
ケーキってしっとり作るのが本当にむずかしい〜〜〜。
返信削除「不慣れなことが食感に出てしまう」
本当です・・・!!
あたし、ここ2年お菓子作ってないわ・・・!(愕然)
ピッコラさん、私もお菓子作りってめったにしない方なんです。甘いもの好きでないことは確かで、どちらかというと塩系が好きな方なんですよ。いわゆるポテトチップス系。
返信削除やはりこちらの人の方がケーキ作りは上手い感じがしますね。なにせ歴史が長いですからね。確かに私の作ったケーキよりも、しっとりふわふわしています。とにかく熟れた味がするんですよね〜〜、なんだか憧れるわぁ。