ちょっとおしゃれなキッチン用品が欲しいとき、必ず行く店があるのですが、それがクレモントのLady Kitchenerというお店なんです。ここはパースに来たばかりの頃、義母から教えてもらいました。
ほかの店と違うところは、ヨーロッパからの輸入食器やトレイ、オーストラリア製の可愛いエプロンやオーブン用ミトン(手袋)それに麻100%のティータオル(食器拭きタオル)がよく揃っているところです。
とにかく買わなくても、女の私には見ているだけで楽しいお店なんです。
ほんで先週、このおもちゃ箱をひっくりかえしたような店内をぐるりぐるりと見て回っていると、見慣れたデザインのマグカップを見つけました。手にとってよく見てみると、私が日本から持って来ていたイギリス製のお皿とお揃いの物でした。
値段も一個10ドルと安いし、美しいグリーン色に惹かれて買いました。
お金を払いしなに、店の人が「このマグカップはゴージャスよね」と。
それにしても、なぜかこの国の人は、お客さんが商品を買うときに店の人が”これステキよね”とか、はたまた全然知らない後ろのお客さんが”あなたゴージャスなもの見つけたわね”とか、この前は、別の店で外のワゴンに出ていた商品を見ていると、通りがかりの品のいいお年を召した女性がわざわざ私の背後から近寄って来て、肩越しに「私もこれと同じような物を持っているのよ。あなた、このお皿でケーキと紅茶をいただいてごらんなさい。なんとラブリーなことか...♡」とまるで自分の世界に浸ったように言い、その場を去って行きました。
人懐っこい性格なんでしょうか?日本人は買い物をするとき、あまり見ず知らずの人としゃべることはないのでちょっと驚いてしまう文化です。
でもなぜか皆そうやって話しかけてくる人はわりと美しい女性ばかりで、なんとなく嬉しく、心が温まる感じもします。
その感覚わかります!
返信削除自分が買おうとしているときに褒められると俄然嬉しくなりますよね。
「やっぱりそうよね~♪」なんて思ったりして(笑)
あと、持ち物や着ているものをを褒められることもよくある気がします。
褒める文化なんだなと思う瞬間でした。
りりーさんへ
返信削除そうなんですよね。まさに褒める文化なんだなと私も思います。仰るとおりで、褒めるのは商品だけでなく、着ている服とかヘアスタイルだとか、珍しいところではアイシャドウの色や唇まで褒められた時にはさすがに仰天しました。自分の顔の中で一番嫌いなところを褒められ、いくらなんでもこれだけはあり得ない!と思いました。
でも大概は褒められると女性として嬉しいものですよね。