それから、デザインのディーテールの話をすれば、二箇所、オードリーヘップバーンの黒いドレスのトップ部分と、私のトップとは違うところがあって、それは裾に2箇所のスリットが入ってるところと、着脱の楽さからサイドジッパーになっているところです。スリットについては、着心地の良さや、動きやすさを考慮して、私の希望で入れてもらえるようお願いしました。
このようにして、オーダーメイドによって自分の理想の洋服が出来上がっていくわけですから、出来上がった商品を受け取った時に、本当に満足度が高いと言えます。Crane Threadさんには、最初から最後までアイデアを尽くし、心を込めて作っていただいたことに感謝しています。
ところで、話は変わって、先日オンラインでシドニーからボタンを取り寄せました。それが届いてみると、なんと20世紀半ばぐらい(70年前ぐらい!?)の、旧チェコスロバキア製のボタンであるということがわかりました。
そもそもボタンを買った理由は、既製品のチェック柄のスカートについてたボタンがあまりにも安っぽかったことと、柄に合ってないという理由からでした。
私は母親から教わって、ボタンがいかに洋服の印象を変えるかということを知っていたので、付け替えるにしても、普通のボタンは要らなくて、存在感のある、でも悪目立ちしないボタンを探していました。
大阪に住んでいた頃にも、フランスから来たボタン専門店へ足を運ぶことがたまにあったので、ふとそのお店のフランスのサイトから、ボタンを取り寄せることを思いついたのですが、送料が目が飛び出るほど高く付くことがわかって断念。
でも、オーストラリア国内のボタン専門店のサイトで、偶然にも探してたボタンのイメージそのままの掘出し物を見つけました!手元に届いて、骨董美術品のような味わいにびっくり👀
ひとまず、4つだけの高級感のないボタンを取ることにして、買ったボタンで置き換えてみました。
どうですか?チェックのトラディショナルな風格と上品さが引き出されました。これで秋口にハイネックのキャメルのセーターや白いセーターを合わせば、バッチリ映えそう!
安価な洋服には良いボタンは使われないため、やはりその分安く見えがちなのは仕方ありません。でもボタンで印象はずいぶん変わるので、ボタンの付け替え、おすすめです。今回の洋服のオーダーをきっかけに、今後、私の洋服選びに変革が必要かもしれないと思ってきました。オーダーメイドにかなう洋服はないという結論です。
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